ドローンを活用し災害時の線路点検…名鉄が築港線で実証実験 11月17日

実験に使用される名鉄築港線。
  • 実験に使用される名鉄築港線。
  • 使用されるPRODRONE製のドローン。
  • 自律飛行に使用される3Dマップのイメージ。
  • 名鉄築港線の実験区間。

名古屋鉄道(名鉄)は11月4日、無人飛行機(ドローン)を災害時の点検に活用するための実証実験を11月17日(荒天の場合は11月22日)に築港線で実施すると発表した。

これは災害時に目視で行なってきた初動の線路設備点検を迅速かつ円滑に行なうための実験で、「3DマップやLTE通信を使用した自律飛行と映像中継等の技術検証を行う」としている。当日は10時から築港線大江~東名古屋港間約1.3kmの上空を飛行ルートとして往復する。

同様の実験は、近畿日本鉄道(近鉄)が2018年2月から実施しているが、名鉄では「市街地の地上営業線におけるドローンの実証実験は国内初の試みとなる見込みです」としており、将来的には災害時の初動点検のみならず、構造物の定期点検にも活用するべく実験・検証を重ね、早期導入を目指すという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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