6輪電動・独立懸架、モリタの資機材搬送車 EZ-Raider…危機管理産業展2021

危機管理産業展2021 モリタブース
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モリタは10月20日に東京ビッグサイトで開幕した危機管理産業展2021で、折り畳み式電動資機材搬送車『EZ-Raider(イーゼットライダー)』を前回に引き続いて出展し、ブースのメインに据えている。

イーゼットライダーは4輪のフロントカートと2輪のリアカートで構成され、災害現場や山岳部など消防車両などが入っていけない悪路での資材や機材の搬送を想定した車両となっている。

モリタCF事業部営業推進課課長代理の古川雅久氏はイーゼットライダーの特徴について「6輪すべてにインホイールモーターを搭載し、それぞれが独立懸架方式のため不整地での走行が有利になっている。また積載重量はフロントカートで200kg(乗員含む)、リアカートで250kgと最大450kgの物資輸送が可能」と解説する。

古川氏によるとイーゼットライダーは危機管理産業展のような防災関連の各種展示会に加えて、「地方自治体の消防署で実車の出張展示や試乗会、東京消防庁には実車の貸出し」などを通じて顧客開拓を行っているとのことだ。

このほかモリタのブースでは排水ポンプユニットも出展している。競合他社は国土交通省の地方整備局向けに大規模災害などを想定した大型の排水ポンプユニットを取り扱っているが、モリタでは地方自治体などの防災倉庫に収まるような中小型規模のユニットにしているのが特徴。

油圧駆動および電動の2タイプがあり、このうち油圧駆動式ユニットはポンプ1台で揚程(水を引き揚げられる高さ)20m、1分あたり最大1万1000リットルの排水が可能。一方の電動式ユニットは1分当たりの排水量が2500リットルから3万リットルまでの仕様を取り揃えているという。

《小松哲也》

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