北海道新幹線初、シカが線路に侵入 始発から運行見合せが続く

北海道新幹線に侵入したシカは左手の防音壁を乗り越えられずに、線路内を右往左往しているという。
  • 北海道新幹線に侵入したシカは左手の防音壁を乗り越えられずに、線路内を右往左往しているという。
  • 衝撃緩和装置が付いたJR東海のキハ85形(非貫通車)。
  • 東武100系に装備されている鹿笛の概要。1両あたり2個が設置され、2種類の異なる音量や周波数の超音波を発する。

北海道新幹線は、木古内~奥津軽今別間でシカが侵入したため、10月8日始発から運行を見合わせている。

12時36分時点でも再開の見込みは立っていない状態で、東京8時20分発の『はやぶさ7号』が新青森で抑止中。上下各6本の『はやぶさ』『はやて』が新青森駅で折返し運行している。

報道によるとシカは防音壁に遮られて脱出できない模様で、線路を共用している貨物列車も立ち往生しているという。

北海道新幹線新青森~新函館北斗間は2016年3月に開業しているが、シカが侵入するトラブルは今回が初めて。

ちなみに、シカなどの動物が列車に接触すると、車両の破損や遅延、乗務員の負担が生じることから、JR東海のキハ85系特急型気動車にはシカとの衝突を考慮した衝撃緩和装置が取り付けられているほか、東武鉄道(東武)の特急用車両100系『スペーシア』にはシカを除ける鹿笛が設置されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集