宮崎県の日南線、9月27日から青島折返しに…9月21日には59分早発するミスも

JR九州は9月24日、日南線青島~志布志間の運行を9月27日から当面の間、見合わせると発表した。

日南線は南宮崎駅(宮崎県宮崎市)と志布志(しぶし)駅(鹿児島県志布志市)を結ぶ88.9kmの路線だが、台風14号による大雨の影響により、内海(うちうみ)駅(宮崎県宮崎市)と伊比井(いびい)駅(宮崎県日南市)の間で土砂崩壊が複数箇所発生しているという。

これにより、宮崎~南郷間の特急『海幸山幸』も運休となり、南宮崎(宮崎)~青島間では減便を実施。飫肥(おび)・北郷~志布志間と宮崎~北郷~南郷間ではバスによる代行輸送が実施される。

なお、新聞報道によると、日南線では9月21日、青島駅(宮崎県宮崎市)で宮崎行きの上り列車が59分早発するミスが発生したという。

日南線は全線が単線のため、このような早発では閉塞に問題が生じることが考えられる。

従来の軌道回路を用いる閉塞方式ではこのようなミスは考えられないが、青島駅を含む田吉~志布志間では、軌道回路を用いない電子符号照査式による特殊自動閉塞(いわゆる「電子閉塞」)が使われており、出発ボタンを押すと、到着駅の閉塞装置へ閉塞の要求を行ない、要求が登録されると閉塞が成立するため、このケースのように過去に例を見ないほどの大幅な早発となっていても、発車自体は可能な模様だ。

電子閉塞の死角を突くミスと言えるが、対向列車の閉塞が成立していれば進路が開かないため、万が一の事態でも事故を防ぐことができる仕組みになっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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