【F1】角田裕毅、来季2022年もアルファタウリからの参戦が決定…僚友も引き続きピエール・ガスリー

#22 角田裕毅(アルファタウリ)
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  • #10 ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
  • #10 ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
  • 今季のアゼルバイジャンGPで3位に入ったガスリー(右端)。
  • 角田裕毅とピエール・ガスリー。

7日、F1チームの「アルファタウリ」が来季2022年のレースドライバー陣容を発表した。ピエール・ガスリーと角田裕毅のコンビが継続されることになり、角田は自身2年目のF1参戦が決まった。

今季のアルファタウリはエースであるピエール・ガスリーと新人の角田裕毅というラインアップでF1を戦っている。ガスリーはフランス出身の現在25歳。昨季のイタリアGPでは自身のF1初優勝を飾っており、今季もアゼルバイジャンGPで3位表彰台という結果を得るなど、予選、決勝とも見事なパフォーマンスを発揮している。

ガスリーは2017年の終盤数戦にアルファタウリ(2019年までのチーム名はトロロッソ。本稿では一括してアルファタウリと記す)から参戦、このときがF1デビューだった。レギュラー参戦ドライバーとなった2018年以降は、2019年の前半戦(第1~12戦)をレッドブルで戦った以外は、すべてアルファタウリからの参戦となっている。2017年にはスーパーフォーミュラでシリーズ2位となるなど、日本とも馴染み深いドライバーだ。

現在21歳の角田は昨季2020年、F1直下のシリーズであるFIA-F2選手権でシリーズ3位となり、今季、日本勢7年ぶりのレースドライバーとしてF1参戦を開始した。今季ここまでの決勝最高位はハンガリーGPでの6位。計5回の10位以内入賞を果たしている(記録等はすべて2021年第13戦オランダGP終了時点)。

角田裕毅のコメント要旨(チーム公式サイトより)
「アルファタウリで2年目のシーズンを迎えられることに、とても興奮しています。素晴らしいチャンスであり、チームや関係者に感謝しています」

「ピエール(ガスリー)とはとても良い関係を築いており、今年も既に彼から多くのことを学びました。ピエールのもつ経験が、僕のスキルを磨くうえでとっても有益なものになっているんです。彼と一緒にF1の旅を続けられるのも素晴らしいことです」

「今季途中から(チーム本拠があるイタリアの)ファエンツァに引っ越したので、チーム内でもとても落ち着けていると感じています。次のシーズンも今から楽しみです」

アルファタウリは2018年からホンダのパワーユニット(PU)を搭載して戦っている。アルファタウリはレッドブルの姉妹チームで、来季2022年は、今季限りでF1参戦活動を終えるホンダのPU技術を継承した「レッドブルPU」をレッドブルとともに使用することになっている(レッドブルは2019年からホンダのPUを搭載中)。

角田の2年目の継戦が正式に決まったことは、本人はもちろん、日本全体にとってもなにより嬉しいニュース。来季こそは日本GPが開催され、鈴鹿サーキットをアルファタウリのF1マシンで走る角田の姿を多くのファンが直接見られることを期待したい。

《遠藤俊幸》

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