東海道・山陽新幹線でもテレワーク推進…『のぞみ』の7号車をビジネス車両に 10月1日から

強化されたWiFiやビジネスブースなどが整備されるJR東海のN700S。『のぞみ』7号車を充てる「S Work車両」の利用には予約が必要で、9月1日から申込みを受け付ける。
  • 強化されたWiFiやビジネスブースなどが整備されるJR東海のN700S。『のぞみ』7号車を充てる「S Work車両」の利用には予約が必要で、9月1日から申込みを受け付ける。
  • N700Sの7・8号車間デッキに試験的に設けられるビジネスブースのイメージ。
  • 従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」の約2倍の通信容量を持つ「S Wi-Fi for Biz」はN700Sの7・8号車で提供され、専用ロゴが掲出される。
  • N700Sの「S Work」車両で無料で貸し出されるビジネスサポートツールの一例。
  • 東京・名古屋・新大阪の各駅に設けられるビジネスコーナーのイメージ。
  • 東京・名古屋・新大阪の各駅に設けられるコンセントポールのイメージ。
  • EXサービス会員向けに提供される「EXPRESS WORK-Booth」のイメージ。
  • EXサービス会員向けに丸の内中央ビルに設けられるEXPRESS WORK-Loungeの概要。

JR東海は8月26日、東海道・山陽新幹線にビジネス環境を整備すると発表した。

近年叫ばれているテレワーク推進を受けて、乗車前後にシームレスなビジネス環境を構築しようというもので、10月1日からは『のぞみ』の7号車を「Shinkansen Seamless Work車両」(S Work車両)として、モバイル端末などを気兼ねなく利用できるビジネス車両とする。

とくにN700Sでは、7号車でビジネスサポートツールの無料貸出しを行なうほか、7・8号車では従来のWiFiに比べて2倍の通信容量を持つ「S Wi-Fi for Biz」サービスを10月以降に順次提供する。

また、2022年春以降には順次、7・8号車のデッキ部にある喫煙ルームを打合せなどでに利用できるビジネスブースとし、試験的に提供する。東海道・山陽新幹線の16両編成にある喫煙ルームは、これに合わせて終了する予定。

このほか、東京・名古屋・新大阪各駅の一部待合室には9月以降順次、無料で利用できる半個室タイプのビジネスコーナーとコンセントポールを設置。12月上旬からは「EXサービス」の会員向けに、一部の駅にBOX型の個室ワークスペースを設け、東京駅と直結した丸の内中央ビルには個室や会議室を備えたオフィス型ワークスペースを展開する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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