アウディ、内燃機関の生産を2033年までに終了へ…CEO「最後のエンジンは史上最高に」

アウディ R8 の5.2リットルV型10気筒ガソリン自然吸気エンジン
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アウディ(Audi)は6月22日、2033年までに内燃エンジンの生産を段階的に終了すると発表した。

今回の発表は、アウディの電動化戦略の一環だ。アウディは2026年以降、グローバル市場で発売する新型車は、EVのみにする計画。アウディは、最後の完全新開発の内燃エンジンの生産を、今後4年以内に開始する予定だ。

アウディが内燃エンジンの生産を終了するタイミングは、最終的には顧客の需要と、各市場の内燃エンジン車の販売禁止などの法律によって決定されるという。アウディは2033年以降も、中国では内燃エンジン車に対する需要が続くと予想しており、現地で製造された内燃エンジンを搭載した車両が、2033年以降も中国市場に供給される可能性があると見込む。

アウディは、最終的に製造を中止するまで、内燃エンジンの開発に全力を注ぎ、既存のエンジンをさらに改良して、高い燃費効率を達成していく。アウディのマルクス・ドゥスマンCEOは、「確かなことが1つある。アウディ最後の内燃エンジンは、これまでに製造した中で最高のエンジンになるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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