新潟県のえちごトキめき鉄道(トキてつ)がJR西日本から購入した413・455系電車が、7月4日の8350M列車から本運行に入ることになった。同社の鳥塚亮社長が自身のブログで明らかにした。
同車が購入した車両は、かつてJR七尾線で運用されていたクモハ413-6、モハ412-6、クハ412-6、クハ455-701の4両で4月に搬入された。
いずれも国鉄の急行型交直両用電車を出自に持ち、クモハ413、モハ412、クハ455またはクハ412で3両編成を組む。すでにクハ412は、4月29日にオープンした「直江津D51レールパーク」(新潟県上越市)で展示されている。
ブログによると、6月15日に自動列車停止装置(ATS-Ps)の取付けがほぼ完了し、構内試運転を開始。6月16日から本線上での試運転が開始されているという。
試運転の時刻は、6月17・18日が直江津11時5分発~糸魚川11時46分着・糸魚川11時56分発~直江津12時45分着・直江津13時発~妙高高原13時51分着・14時08分発~直江津15時30分着。
その後は6月29日に株主を招待しての試運転が、直江津11時5分発~糸魚川11時40分着・12時1分発~直江津12時33分着の時刻で実施されるという。
なお、試運転時刻を公開した理由を鳥塚社長は「鉄道愛好家の皆様方に、趣味の活動を通じてできるだけ人生を豊かなものにしていただきたいと考えているからで、そのお手伝いをトキ鉄が担うことが自分たちの仕事だと考えているから」としており、写真を撮りに来るだけでもありがたいお客様として歓迎することを表明。その上で、トラブルがないようルールを守って撮影するよう呼び掛けている。