2回目の赤旗中断はレース最終盤で、これはアクシデント発生によるフルコースコーションのまま無競争状態で決着するのを避けるための“措置”と考えられるものだった。戦闘再開後の残り周回3周にて“有競争状態”での決着を、ということになる。ところがここで、トップだったウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)のマシンが“フォーメーションラップ”に出られないという事態が生じてしまう(パワーは遅れて戦線復帰、最終順位20位)。
翌日、シリーズ第8戦のポールポジションを獲得したのはジョセフ・ニューガーデン(#2 Team Penske/シボレー)だった。彼は決勝でもローリングスタートから首位を守って走る。ただ、最後のスティントにレッドタイヤ(ソフトタイヤ)を履くタイヤ戦略を採っていたため、これが終盤にどう出るか、という懸念もあった。それでも過去2度のシリーズ王座獲得を誇るニューガーデンは、後続を抑えてトップを走り続けていった。