スーパー「ヤオコー」にEV充電ステーション…仮想発電所の実証実験

地域循環ビジネスモデルを実現するVPP実証(イメージ)
  • 地域循環ビジネスモデルを実現するVPP実証(イメージ)

伊藤忠商事は6月4日、出資しているVPPジャパン、アイ・グリッド・ソリューションズと連携し、ヤオコーのスーパーマーケット鶴ヶ島店、川越的場店に、電気自動車(EV)や充電ステーションなどを活用した、分散型電源プラットフォーム構築の実証実験を開始すると発表した。

実証では、VPPジャパンが提供する自家消費型太陽光システムに加え、伊藤忠商事の自社ブランドの家庭用蓄電システム「スマートスター」、電気自動車(EV)充電ステーションを設置し、各機器を一括で情報管理・制御する発電・需要予測と充放電制御プラットフォームのプロトタイプを構築した。

太陽光発電電力を他店舗や一般家庭へ融通することで地域内の再エネ比率の向上を図る。災害停電時には電力を供給する体制を構築する。また、 店舗の電力需要を解析、太陽光システム・蓄電池・EVを組み合わせて調整し、店舗周辺の一般家庭も含めた地域単位でのバーチャル・パワープラント(仮想発電所)を実現する。

実証を通じて「スマートスター」シリーズ4万件超の蓄電池ネットワークと、アイグリッド、VPPジャパン顧客の地域スーパー網と連携する。これによって地域コミュニティでの環境価値ポイント連携や電力融通、ネットスーパーの宅配用EVや家庭EVを活用した需給調整、最適充放電など、地域レジリエンスに貢献するビジネスモデル構築を目指す。

《レスポンス編集部》

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