フォルクスワーゲン(Volkswagen)乗用車ブランドは5月7日、2021年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は136万0100台。前年同期比は24.6%増と、2桁増を達成している。
2021年第1四半期の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が73万2400台。前年同期比は60.7%増と伸びた。一方、中国を除いたアジア太平洋地域は、2.4%減の2万9500台にとどまった。日本は第1四半期、7662台を登録した。前年同期比は36.3%減と、2年連続で前年実績を下回った。
また、北米の第1四半期実績は、前年同期比8.7%増の12万7500台。南米は、7.4%増の10万9200台を販売した。西欧は第1四半期、前年同期比8.8%減の27万1100台と減少傾向にある。中央ヨーロッパと東欧も、0.3%減の5万3800台にとどまる。中東とアフリカは3.9%増の3万6500台と、プラスに転じた。
第1四半期の世界販売では、電動車が好調だった。EVは前年同期比95%増の3万0700台を販売。プラグインハイブリッド車(PHV)は、227%増の3万1850台を販売している。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドの2020年の世界新車販売台数は532万8000台。前年同期比は15.1%減だった。