『京王ライナー』にリクライニングシートを導入…デュアルシートでは日本初 2022年下期

京王の有料座席指定列車『京王ライナー』。2022年下期に増備される予定の5000系10両編成1本からリクライニングシートとなる。
  • 京王の有料座席指定列車『京王ライナー』。2022年下期に増備される予定の5000系10両編成1本からリクライニングシートとなる。
  • 京王5000系
  • 5000系に導入されるリクライニングシートの開発段階イメージ。
  • サイドから見た開発段階のリクライニングシート。傾斜角度はJR東日本の普通列車グリーン車と同等か?

京王電鉄(京王)は4月14日、『京王ライナー』でおなじみの5000系にリクライニング可能なデュアルシートを導入すると発表した。

2017年9月にデビューし、2018年2月から有料座席指定列車『京王ライナー』に運用されるようになった5000系では、京王で初めてロングシートとクロスシートを転換できるデュアルシートが採用されたが、『京王ライナー』のサービス拡充を図るため、2022年下期に登場する予定の10両編成1本ではクロスシート時にリクライニング可能となる仕様に変更される。

日本初となるこのシートを製作する会社は、静岡県長泉町に本社を置くコイト電工だが、同社の親会社である小糸製作所は、国鉄が1950年に「スロ60」と呼ばれるリクライニングシート付きの特別2等車(現・グリーン車)を誕生させた際もシート製造を手掛けた会社で、日本有数のリクライニングシートメーカーとして海外への輸出も盛んに行なった実績がある。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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