ZFは3月23日、中国で4月に開催される上海モーターショー2021において、次世代の車載スーパーコンピューターをワールドプレミアすると発表した。
「ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)」は、急速に現実のものになりつつある。将来の車両アーキテクチャの中核は、セントラルソフトウェアが実行する高性能のドメインまたはゾーンコントローラになるという。
脳が体のあらゆる部分につながっているように、車両のセントラルコンピューターはすべてのセンサーやアクチュエータと接続し、連携する。そして、自動運転、電動化、車両制御、統合安全の領域において、新しいモビリティ体験を可能にするという。
ZFは、上海モーターショー2021において、次世代の「ProAI」車載スーパーコンピューターをワールドプレミアする予定だ。 これは、SDVやSDV向けのドメインまたはゾーンコントローラベースの新しい電子アーキテクチャの要件を満たすように設計されている。
またZFは、次世代ProAIのワールドプレミアに加えて、SDVのシステムサプライヤーとして、すべての戦略的技術分野(自動運転、車両制御、電動化、統合安全)に関連したテクノロジーを紹介する。これには、高性能コンピューター、ソフトウェアソリューション、自動運転レベル2+とレベル4/5システム、プラグインハイブリッド車の『EVplus』、Eモビリティ向け最新世代の電動アクスルドライブシステム、シャシーシステムソフトウェア「cubiX」、プリクラッシュ安全システムが含まれる、としている。