JR北海道で社員の新型コロナウイルス感染による運休が発生している。
2月25日と2月28日に、函館本線長万部~倶知安間の保線や除雪作業を担当する倶知安保線管理室勤務の社員2人の感染が判明。社員の休憩・宿泊箇所での感染リスクが高いとして、列車乗務員を含むPCR検査対象社員に陰性が確認されるまで現場に復帰させない措置を採っている。
そのため、函館本線は長万部~小樽間で多数の運休が発生。3月1日の同区間は15時以降では上下合わせて18本の運休が決定しており、小樽発16時52分・18時42分・19時30分・21時35分の各上り(倶知安、長万部方面)がバスによる代行輸送となる。
鉄道従事者がコロナ感染した影響で列車が減便された例は、2020年12月の都営地下鉄大江戸線以来となるが、JR北海道では今回が初のケースとなる。