ナビタイム、法人PC・サーバー向け経路探索エンジンをリニューアル…時間帯別道路走行速度や車両・車幅も考慮

NAVITIME Engine
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ナビタイムジャパンは1月26日、法人向け開発キット「NAVITIME SDK」のPC・サーバー向け経路探索エンジンを「NAVITIME Engine」としてリニューアル。新たに地域区分別・時間帯別の道路走行速度や、車両・車幅を考慮したルート検索、開かずの踏切を考慮したルート検索に対応する。

ナビタイムジャパンでは、同社のコア技術である経路探索技術を、SDKやAPIなど様々な形で法人企業向けにも提供している。NAVITIME Engineは、顧客の環境(PCやサーバー)内のみでオフラインで動作するシステム。2地点間の最適ルート検索や、複数地点間の巡回ルート検索、出発地から指定した距離または時間で到達できるエリアを算出する到達圏検索などの機能を備える。

NAVITIME Engineは、経路探索エンジンと経路探索用道路ネットワークデータをシステム内に組み込むことでシステム内で完結して動作。タクシー等の配車システムや、物流の配送効率向上のため多数の車両と地点の組み合わせ最適化を行うなど、大量の地点や車両、ルートを一度に探索する膨大な計算が必要なケースで効果的に使うことができる。

今回のリニューアルでは、ナビタイムジャパンが提供する各種ナビゲーションサービスから収集した交通ビッグデータを元に、時間帯別・地域区分別の道路走行速度を考慮したルート検索に対応する。開かずの踏切の情報にも対応し、時間帯によっては踏切を回避するなど、考慮したルートを検索。これらにより、実際の道路・交通状況に近く、所要時間や走行距離の精度の高いルートを算出できるようになる。また、大型車規制や道幅などの道路情報にも対応。車両・車幅を考慮したルート検索も可能になる。

《纐纈敏也@DAYS》

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