BMW iDriveの第1世代がデビューしてから20年が経過した。BMWはCES 2021において、ディスプレイとオペレーティングシステムの次の章を発表した。ドライバーと車両の相互作用を、新しいデジタルでインテリジェントな時代に導くのが狙いだ。
◆2001年に7シリーズに初搭載されたBMW iDrive
BMW iDriveシステムは2001年、当時のBMW『7シリーズ』に初めて採用された。20年前、BMWは車内に増え続けるボタンの波を逆転させるパラダイムシフトを推進した。2001年、当時の7シリーズで初めて導入されたBMW iDriveオペレーティングシステムは、増え続けるボタンとコントロールを備えたコックピットを一新したという。
BMW iDriveでは、インストルメントパネルにコントロールディスプレイと、センターコンソールにiDriveコントローラーの回転式ダイヤルを装備した。この多機能システムにより、ドライバーはひとつの操作ツールで多くの車両設定、エンターテインメント、ナビゲーション、通信機能をコントロールすることが可能になった。さらに、7シリーズは音声制御技術を搭載した最初の車であり、音声コマンドを使用して選択した機能をアクティブにすることができた。