ハーレーの電動スポーツバイク『ライブワイヤー』が国内導入!

ハーレーダビッドソン ライブワイヤー発売式典
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  • ハーレーダビッドソン初の電動スポーツバイク『ライブワイヤー』
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  • ハーレー落語を披露する落語家の立川吉笑さん
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レベル3急速充電対応で高速クルーズも「電欠」心配なしだ

ハーレーダビッドソン初の電動スポーツバイク『ライブワイヤー』日本モデルの発表展示会が12月3日に東京・神田明神で開催。多くの報道陣が集まる中、落語家の立川吉笑さんによる「ハーレー落語」のオープニングに続き、ライブワイヤー日本モデルが初お披露目された。

プレゼンテーションではハーレーダビッドソンジャパンの各担当者から日本仕様についての詳細な説明があり、境内では御神殿をバックに展示されたライブワイヤーとともに「ハーレー落語」を一般のお客様にも披露。安全祈願の記念絵馬の奉納、撮影会などのセレモニーが盛大に行われた。

スペックは欧米仕様と同等

ライブワイヤーはフル電動バイクだ。車体のセンター部分に15.5kWhの高電圧バッテリー(RESS:充電式エネルギー貯蔵システム)を搭載し、その下部にある縦置き水冷のH-D Revelation電動モーターで発生した動力をベベルギヤで方向転換し、ドライブベルトを介して後輪に伝える仕組み。クラッチ操作もシフト操作も不要でスロットルグリップを回すだけでゼロ発進から瞬間的に100%のトルクを発揮する電動モーターならではの特性を生かし、約3秒で100km/hに到達する加速性能を誇る。ちなみに最高出力値75kW(105ps)をはじめスペック等は先行発売されている欧米仕様と同等である。

車体構造的にはシンプルだ。巨大なバッテリーコアを強度パーツとしつつ左右からサンドイッチする形で軽量アルミ鋳造フレームが補強する構造を採用。SHOWA®製 SFF-BP® (セパレートファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)やブレンボ製ラジアルモノブロックキャリパー、ミシュラン製の専用設計スポーツタイヤなど足まわりも一流コンポーネンツで固めている。

電子制御も最新でカラータッチスクリーンで操作できる7種類のライドモード(スポーツ/ロード/レンジ/レイン+カスタムモード3種)に加え、コーナリング対応のABSやトラクションコントロールを含む先進安全技術「リフレックスディフェンシブライダーシステム(RDRS)」を搭載するなど、幅広いシチュエーションで快適で安全なライディングを支援。また、回生充電によりエンジンプレーキ効果と同時に再充電も行うシステムも搭載されている。

国内モデルは充電方式にCHAdeMOを採用

充電方式は普通充電(J1772)に加え、日本国内でも一般的な急速充電規格・CHAdeMOチャデモに対応することで市街地や高速SA/PAなどでも手軽に充電が可能に。また、バッテリーには5年間の走行距離無制限の保証が付き、車両本体にも3年の保証が付帯する。

ちなみに家庭で充電可能な付属ケーブルを使用する普通充電(J1772)は一晩(約12.5時間)で0%から100%充電が可能。さらにCHAdeMO規格の最新レベル3急速充電では約40分で0~80%、約60分で100%充電が可能となっている。なお、フル充電での航続距離は最大で235km、街乗りと高速道路を含めると153kmとなっている。

気になる免許については、昨年末の法改正により日本国内で走行する場合は「大型自動二輪車免許」か「大型自動二輪車免許(AT限定)」が必要となったが、一方で250cc以下のガソリン車と同様、車検は必要ない。

カラーリングは今回の日本モデルは「オレンジヒューズ」と「ビビッドブラック」の2色展開で、希望小売価格は349万3600円(消費税込)。12月3日よりハーレーダビッドソン公式サイトならびに全国の正規取扱ディーラーにて予約販売がスタート。デリバリー開始は2021年2~3月予定となっている。なお、12月11日から全国正規取扱ディーラーで順次日本モデルの展示も行われる予定だ。

《佐川健太郎》

佐川健太郎

早稲田大学教育学部卒業後、出版・販促コンサルタント会社を経て独立。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。メーカーやディーラーのアドバイザーも務める。(株)モト・マニアックス代表。「Yahoo!ニュース個人」オーサー。日本交通心理学会員。MFJ公認インストラクター。

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