GM(General Motors)は11月19日、2020年代の半ばまでに、全世界にフルEVを30車種投入すると発表した。 30車種のEVの3分の2以上が、北米市場で販売される予定。キャデラックをはじめ、GMC、シボレー、ビュイックの全ブランドに、EVをラインナップする計画だ。 GMCブランドでは、『ハマーEVピックアップ』の生産を、2021年後半から開始する予定だ。ハマーEVピックアップは、GMの次世代EVパワートレインの「アルティウム・ドライブ」をベースにする。中でも、「アルティウム・バッテリー」は、大容量のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができる方式を採用している。これにより、エンジニアは各車両のデザインに応じて、バッテリーの蓄電容量やレイアウトを最適化することができるという。 GMは、アルティウム・バッテリーの蓄電容量が50~200kWhで、航続はフル充電で最大724km以上、0~96km/h加速は3秒以内を想定している。自社開発による電気モーターは、前輪駆動(FWD)、後輪駆動(RWD)、全輪駆動(AWD)、パフォーマンスAWDに幅広く対応している。 なおGMは、2020年半ばまでに、アルティウム・バッテリーのエネルギー密度は2倍となる一方、コストは60%引き下げられると予想している。
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