ヤマハ FJR1300、ギヤ強度不足で破損のおそれ リコール

ヤマハ FJR1300A(2018年)
  • ヤマハ FJR1300A(2018年)
  • 改善箇所

ヤマハ発動機は11月17日、『FJR1300A』および『FJR1300AP』のミッションに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2016年6月3日~2020年10月16日に製造された661台。

対象車両は、1速から2速への変速時の評価が不十分なため、駆動側2速ギヤの強度が不足しているものがある。そのため、1速から2速への変速時にギヤが2速に入らずニュートラルになった時に、スロットルを開けるとエンジンが空ぶかし状態となり、クラッチを切らずに2速に入れ直すと、駆動側2速ギヤに過大な力がかかり、ギヤに亀裂が生じて、最悪の場合、破損して走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、駆動側変速機一式を対策品に交換し、被駆動側変速機一式を新品に交換する。また、エンジンコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。

不具合および事故は起きていない。海外市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

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