アストンマーティン、タワーマンションをデザイン…DBX 限定仕様がもれなく付帯

ベッドルームをレーシングシミュレータールームにカスタマイズ可能

タワーマンションの素材や質感を反映させたDBX

最大出力550ps の4.0リットルV8ツインターボ

48Vの電動エアサスペンション

米国ニューヨークのタワーマンション「130ウィリアム」
  • 米国ニューヨークのタワーマンション「130ウィリアム」
  • アストンマーティン DBX の「130ウィリアム・アジャイ・スペシャルエディション」
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  • 米国ニューヨークのタワーマンション「130ウィリアム」の「アストンマーティンホームズ」

アストンマーティン(Aston Martin)は11月2日、SUVの『DBX』の「130ウィリアム・アジャイ・スペシャルエディション」を発表した。米国ニューヨークに完成したタワーマンションの5戸の特別ルームの購入者に、もれなく付帯するという。

このタワーマンションは、マンハッタンにそびえ立つ高さ244mの66階建てで、「130ウィリアム」と名付けられた。アストンマーティンは、このマンションの59階と60階の5戸を、建築家のデビッド・アジャイ氏と協力してデザインした。

家具付きの5戸は、「アストンマーティンホームズ」と命名された。各戸には、プライベートで広大な屋外エリアがあり、特注のスクリーンがバルコニーをダイニングとリラックスゾーンに分割している。住居部分は、イタリアの「フォルミタリア」の家具でコーディネートされた。

ベッドルームをレーシングシミュレータールームにカスタマイズ可能

アストンマーティンホームズでは、2~3部屋あるベッドルームの1つを、レーシングシミュレータールームにカスタマイズすることができる。このレーシングシミュレーター「AMR-C01」は、アストンマーティンのワークスドライバーが代表のハイテク企業と共同開発された。

AMR-C01の特長は、軽量のカーボンファイバーモノコックと最新のテクノロジーを採用して、ホームユーザーにリアルなドライビングエクスペリエンスを提供することだ。シートポジションは、アストンマーティンのハイパーカー、『ヴァルキリー』のポジションが再現された。アストンマーティンによると、未来的なハイパーカーの雰囲気をシミュレーターで体験することができるという。

AMRC01には、高品質のコンポーネントと最新の「Assetto Corsa」ソフトウェアを使用した。Curv Racing Simulatorsによって手作業で組み立てられ、ユーザーをスリル満点のバーチャルレースの世界へ誘うことを目指している。

タワーマンションの素材や質感を反映させたDBX

このアストンマーティンルームの購入者に、もれなく付帯するのが、アストンマーティン初のSUV、DBXの特別モデルの130ウィリアム・アジャイ・スペシャルエディションだ。アストンマーティンルームの素材、質感、雰囲気を反映させるべく、アストンマーティンと建築家のデビッド・アジャイ氏が協力して、DBXに特別なカスタマイズを施した。

エクステリアは、多層グレーの「ピエトラダヴォラ」で塗装された。インテリアには、大理石の象眼細工とサテンのクルミ材を組み合わせる。アストンマーティンのカスタマイズ部門の「Q by Aston Martin」によって、アストンマーティンの伝統的な手縫いレザー加工が、パーラメントグリーントリムとステアリングホイールに施された。

さらに、インテリアには、Q by Aston Martinのグリーンレザーと、ブロンズ、ブラックアルマイト仕上げのアルミ、無垢のウォールナットトリムなどが採用されている。

最大出力550ps の4.0リットルV8ツインターボ

DBXには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが搭載される。すでに、スポーツカーの『ヴァンテージ』や『DB11』にも搭載されているこのV8エンジンは、DBX用にさらに性能が引き上げられている。最大出力は550ps、最大トルクは71.4kgmを引き出す。

トランスミッションは9速ATだ。アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リアLSD(eデフ)を備えた4輪駆動システムに合わせて、調整されている。これにより、車両の前後および左右のリアアクスル間で、トルクを正確に配分することができる。DBXは0~100km/h加速を4.5秒で駆け抜け、最高速は291km/hに到達する。

48Vの電動エアサスペンション

アダプティブ・トリプルチャンバー・エアサスペンションは、最新の48V電動アンチロール・コントロール・システム(「eARC」)やエレクトロニック・アダプティブ・ダンパーと組み合わせられた。エアサスペンションにより、車高を45mm上昇させたり、50mm下降させたりすることができる。

アダプティブ・トリプルチャンバー・エアスプリングは、スプリングの硬さを変化させることが可能だ。eARCは、DBXのボディロールを抑制することで、スポーツカーのようなハンドリングを追求する。アダプティブ・エアサスペンション、ダンパー、eARCを組み合わせたシステムにより、最大5人の乗員と荷物を積載した状態でも、優れた乗り心地を維持しながらも、鋭いレスポンスと動力性能を実現しているという。

なお、アストンマーティンルームの5戸の価格は、398万5000ドル(約4億1300万円)から1150万ドル(約11億9000万円)と発表されている。

《森脇稔》

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