アストンマーティンジャパンは4月14日、『DB12』と『DBX707』のエンジンオイルクーラーホースについて製造工程の不備によって破裂の恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2023年4月~2024年4月に輸入されたDB12とDBX707の、合計206台。
エンジンのオイルクーラーにつながるホースの製造工程が不適切だった為、厚みが不均等になっているものがある。そのためホースの薄い部分に圧力がかかった際に、ホースが破裂してオイルが漏れる恐れがある。これにより警告灯が点灯し、最悪の場合漏れたオイルがエンジンにかかり火災につながるという。
これに対し、アストンマーティンジャパンは対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のエンジンオイルクーラーホースを対策品へと交換する。
これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。
本件は、2024年9月9 日付けですでにリコールを届け出たものだが、本国から対象車を追加する旨の連絡があったため、対象範囲を拡大して届け出た。