「ユーグレナ」バイオディーゼル燃料の原料製造から利用まで、バリューチェーンを構築 実証実験

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  • 運用車両には専用デザインのラッピングマグネットデカールを採用
  • バリューチェーンと各社の役割
  • SDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」 へ貢献。

ひろしま自動車産学官連携推進会議、ユーグレナ、ファミリーマート、植田油脂、吉川油脂は8月4日、次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の原料製造・供給から利用までのバリューチェーンを構築し、広島地域で同燃料の利用を開始したと発表した。

同推進会議は、サステイナブルな自動車社会の実現に向け化石燃料に代わるカーボンニュートラルなバイオ燃料の普及拡大を目指すため、2018年6月に日本をバイオ燃料先進国にすることを目指すユーグレナと共同で、バイオ燃料の普及拡大に向けた広島での実証事業計画「ひろしまYour Green Fuelプロジェクト」を立ち上げた。今回、ファミリーマート、植田油脂社、吉川油脂社の3社が加わり、ユーグレナバイオディーゼル燃料の原料製造・供給から利用までのバリューチェーンを構築した。

ファミリーマートは広島市内の店舗(曙四丁目店)から使用済み食用油を提供するほか、社用車1台にユーグレナバイオディーゼル燃料を使用する。植田油脂は広島市内のファミリーマート店舗から提供された使用済み食用油を原料とするための再生油脂を製造する。吉川油脂は植田油脂で製造された再生油脂を追加処理し、ユーグレナへ提供する。

ユーグレナと同推進会議に参画するマツダは、製造するユーグレナバイオディーゼル燃料が石油由来同等の性能となることを確認、2019年6月にはG20の政府移動車両で燃料を利用した。

2020年度はプロジェクト費用の一部を広島県の「省エネ活動促進補助金」を活用しながら燃料利用に賛同する各団体で保有する一部の公用車や社用車にユーグレナバイオディーゼル燃料を利用する。

《レスポンス編集部》

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