2018年にモデルチェンジを果たして大ヒットモデルとなっているスズキ『ジムニー』。従来からのコアなファンに加えて新たなファン層を獲得して今もバックオーダーを抱えるほどの人気となっている。
人気の一因は今ではかえって新鮮な四角四面のクラシカルなフォルムだろう。丸目ヘッドライトやコンパクトでキュートなフォルムは評価も高い。アウトドア志向の高まりも同社の人気に拍車を掛けている。もちろん質実剛健なオフロードモデルとしてパートタイプ4WDやラダーフレームをかたくなに採用しオフでの走破性はピカイチ。スタイリングだけのクルマではなく、乗っても楽しいモデルであることももちろん人気のポイント。そんなジムニーはホイールひとつでイメージが大きく変わる。16インチと軽自動車としてはかなり大径のホイールを履きホイールによる影響力は大きい。人気モデルだけに適合ホイールは多くオフ系/オン系のコーディネートにもフルで対応する。ジムニーは足まわりモディファイで存分に楽しもう。
RAYS VOLK RACING TE37X UL
◆RAYS VOLK RACING TE37X UL 装着サイズ:16in×5.5J Inset+20 5H-139.7 カラー:ブラストブラック(BC) タイヤサイズ:185/85R16
言わずと知れたレイズのフラッグシップシリーズであるボルクレーシング。鍛造による軽量・高剛性のモデルを擁し、リアルレーシングからスポーツ走行までをフォローする。そんなボルクレーシングにはスポーツモデル向け以外のホイールも数多い。そのひとつがジムニーをターゲットにした4WD向けホイールだ。Xのネーミングが付けられているモデル群がそれ。オンロードでもオフロードでも軽量・高剛性の高性能ホイールはメリットありなので要チェックだ。 ブランドヒストリー
RAYS A●LAP-J
◆RAYS A●LAP-J 装着サイズ:16in×5.5J Inset+20 5H-139.7 カラー:ブラック/リムDC タイヤサイズ:185/85R16
鍛造製法を採用したレイズのホイールブランドとして人気急上昇中なのがA・LAP。「できるだけ軽く」をブランドのコンセプトにしているだけに群を抜く軽さが大きな魅力となっている。ラインアップも幅広くジムニーなどを含む軽自動車向けのモデルや4WD向けモデルなどを用意。クルマの持てるパフォーマンスを引き出すために最適なホイールを提供する、そんな思いでレイズが本気で作り上げたホイールブランドだ。ジムニーの走りを変えるには注目。 ブランドヒストリー
RAYS GRAM LIGHTS 57DR-X
◆RAYS GRAM LIGHTS 57DR-X 装着サイズ:16in×5.5J Inset+20 5H-139.7 カラー:スーパーダークガンメタ (AXZ) タイヤサイズ:185/85R16
鍛造製法の同社のフラッグシップであるボルクレーシングに対して、鋳造製法での限界を極めているのがグラムライツ・ブランドだ。スポーツ走行での高いパフォーマンスを求めて設計・製造されたモデル群はいずれも走りのスペックが詰め込まれたものばかり。そんなスポーツホイールを4WD向けにしたモデル群も用意されている。ジムニーなどのラージP.C.D.に対応する。4WDの足もとをスポーティに引き締めて走りをレベルアップさせよう。 ブランドヒストリー
LEHRMEISTER PREMIX GRAVAS Jr
プレミックスブランドのグラバスジュニアはジムニーを想定して開発されたホイールだ。手軽にジムニーの足もとをドレスアップするのに最適なホイールとして注目を集めるモデル。フォルム上の最大の特徴となるのはそのコンケイブデザインだ。ジムニーの四角四面なサイドボディを演出するにはホイールまわりの立体感は大切。そこで同モデルはスポークをセンターパートに向かって落ち込むコンケーブデザインを採用。さらにスポークは途中でいったん頂点を持たせ、そこからリム側に向かって落ち込むデザインを採用しているのも独特。これによりセンターへと落ち込むスポークの角度が急峻になり、強い立体感を感じさせるデザインに仕上がっている。さらにもうひとつの見どころは今回フィッティングしたブラックポリッシュのカラーリング。ツインスポークのアウトラインを明確にするポリッシュ面が印象的。スポークのみならずセンター部にまでポリッシュ処理がおよび、デザイン的な統一感を引き出す。リムフランジもポリッシュされるためアウトラインが引き立ち、ホイールの存在感をキリリと引き締めている。ナットホールを食い込ませたセンター部のデザイン処理など細部にもこだわっている。レアマイスター、プレミックス、ユーロテックなどのブランドを数多く持つレアマイスター。中でもプレミックスは今回紹介しているグラバスジュニアに加えてエステラなど、ジムニー向けモデルのラインアップも充実している。ブランド全体を見回しても、さまざまなデザインのホイールを用意、スタンダードなスポークモデルからディッシュ系までデザインの幅もワイドレンジ。ドレスアップのスタイルに合わせて最適な一本を見つけ出せるブランドだ。 ブランドヒストリー
MID NITRO POWER CROSS CLAW
マルカサービスのナイトロパワーシリーズにラインアップされるクロスクロウ。ワイルド系のホイールデザインはジムニーの足もとを派手に演出するには絶好だ。ジムニーは純正が16インチサイズなのでボディに対してホイールの存在感が際立つ。それだけに同モデルの個性的なデザインはクルマのイメージを変えるほどのインパクトがある。デザインの一番の特徴となっているのはそのスポークだろう。センターパートから伸びるスポークはリムを立ち上がってフランジ部分にまで達する連続性を持たせる。スポークが力強くリムを掴んでいるような印象を与えるのが狙いだ。スポーク両サイドにはポリッシュ面をレイアウトしているのもデザインをシャープにしている。またリムフランジ部分にはドリルド処理を施しているのも特徴。5.5J(IN20)のサイズ感を超えたディープリムなのも見どころだ。ジムニーの足もとは平面的になりがち。しかしこのホイールをチョイスするだけで一気に奥行きが出てくるのはディープリムのおかげ。ハイトがありサイドウォールが膨らんだオフ系のタイヤと組み合わせれば一層立体感が出てくる。そんな足もとコーディネートを狙うならこのモデルをセレクトすれば間違いないだろう。膨大なホイールランアップを揃えるマルカサービスだが、中でもワイルドなデザインで人気を集めているのがナイトロパワーだ。アメリカンSUVや4WDモデルさらにはトラックなどのヘビーデューティな車両への装着を想定したデザインセンスが魅力。鋭角なスポーク形状やブラック/ポリッシュのカラーリングなど、ジムニーに荒々しい足もとコーディネートを注入するには見逃せないブランド。装着するだけで目を引くシルエットが作り出せるブランドだ。 ブランドヒストリー
MID RMP Racing R25
◆MID RMP Racing R25 装着サイズ:16in×5.5J Inset+20 5H-139.7 カラー:ガンメタポリッシュ/ブラッククリア タイヤサイズ:185/85R16
尖ったデザインのスポーツブランドとしてすっかり認知されているマルカサービスのRMPレーシング。ブラックホイールにレッドラインを加えた印象的なカラーリングがトレードマークになっている。細身のスポークや応力分散に優れたディスクデザインなど、パフォーマンスとデザインを両立させるのも同ブランド特徴。レーシングシーンを思わせる足もとコーディネートをジムニーに取り入れるならば見逃せないブランドとなった。 ブランドヒストリー
MID GARCIA CISCO
オフロードを力強く走るイメージをジムニーの足もとに反映させるのに絶好のホイールがマルカサービスのガルシアシスコだ。一般的な乗用車系ホイールとは一線を画した無骨で荒々しいデザインが特徴。例えばリフトアップに加えファットなオフロード系タイヤと組み合わせるなどカスタム色満点のジムニーに仕上げることもできるホイールだ。そのデザインでまず目を奪われるのがディスク面。センターパートから緩やかにスラントして立ち上がるディスクには5つのラウンド形状と小型ホールが設けられている。これだけでオフテイストを感じさせる力強さをアピールしているのだが、さらに外周部に向かうと大きく落ち込みリムへと接合するというデザインを採用している。そして外周部には8つのウインドウを備え、ここでもデザイン状の変化を付けている。セミグロスブラックのカラーリングに加えリムはポリッシュとされるのも個性的。ディスク面の凹凸による立体感に加え、カラーリングでも足もとにメリハリを付けることができる。さらにオプションのセンターパッケージを取り付けると一気にクラシカルな足もとを演出できるのも特徴。ホワイトレタータイヤなどを組み合わせて楽しむのも良いだろう。ジムニーをはじめハイエース、ランドクルーザー、ハスラー、N-VANなどを対象としたモデル群を用意するマルカサービスのガルシア・ブランド。カスタムベースとしてもてはやされるベース車をターゲットにしているだけにこだわりのホイールデザインを投入する。クラシカルに味付けできるデザインやワイルド系など、足もとへのインパクトを重視した作り込みが特徴。個性的なタイヤ&ホイールをセレクトしてカスタム色アップを狙うなら絶好のブランドだ。 ブランドヒストリー
【取材協力:タイヤ&ホイール館 フジ スペシャルブランド 白河店】