新型コロナで日本でも再熱「なぜ、今ドライブインシアターなのか」…Do it Theater(ハッチ シアタープロデュース事業部)代表 伊藤大地氏[インタビュー]
新型コロナウィルス渦で、クルマの中で映画を見るドライブインシアターが日本でも注目されている。ドライブインシアターのプロデュースのプランニング、ソリューション提案、クリエイティブ、デザイン、制作・運営までを一気通貫して行うDo it Theater(株式会社ハッチ シアタープロデュース事業部)代表の伊藤大地氏に聞いた。
ハッチは事業プロデュース会社で、広告のプロモーションの制作プロデュース、イベントプロデュースの企画や制作を手掛けています。私は、ハッチのシアタープロデュース部Do it Theaterでエンターテイメントやイベントの企画運営に携わっています。イベントは瞬間性が非常に高く、新型コロナの影響を強く受けたのではないかと感じています。したがって、これからのイベントは、持続的に続けるかたちを作っていく必要があると思います。そのため、自分たちが楽しむだけではなく、世の中に還元する仕組みを瞬間性が高いイベントが持つと、新たなエンターテイメントがいけるのではないか。それをドライブインシアターでチャレンジしようとしています。
Do it Theaterは2014年より、シアターを特別な体験ができる時間や空間と捉え、それをプロデュースする事業を行っています。そして、クルマを使ったドライブシアターに加えて、クルマを使わないオープンシアターも展開しています。
Do it Theaterの特徴は、プロデュースのプランニング、ソリューション提案。クリエイティブ、デザイン、制作・運営まで、一気通貫している点です。見知らぬ人同士が一体になれるように、映画のテーマに合わせて、映画の上映前に演劇を上映します。また、フードもフードディレクターにより、ディレクトされた映画のテーマと関係したフードをキッチンカーで提供しています。
伊藤氏:2014年に開催した、Do it Theaterの第1回目のドライブインシアター浜松では、トヨタレンタカーがレンタカーに乗ってもらう機会を提供しようと協力して下さいました。また、愛知県の豊田市が「とよたアニメシネマフェスティバル2017」を企画し、トヨタ自動車がPHVで会場の電力をまかなったドライブシアターを開催しました。