ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は3月18日、BMWモトラッドの大型ツアラー『K1600』シリーズのトランスミッションに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは「K1600GT」、「K1600GTL」、「K1600B」、「K1600GA」の4車種で、2016年10月10日~2019年9月3日に製造された602台。
トランスミッションにおいて、シフトスリーブの形状が不適切なため、スリーブが摩耗しギアが抜けにくくなることがある。そのため、その状態で他のギアへ変速を行うと、シフトフォークピンが折れ、最悪の場合、変速機内で二重噛み合いが発生して急激な制動力が発生するおそれがある。
改善措置として、全車両、トランスミッションの識別コードを確認し、対象の場合は、シフトフォーク、シフトスリーブおよびギアホイールを対策品に交換する。
不具合は1件発生、事故は起きていない。ドイツ本国からの情報により届け出た。