BMWグループ(BMW Group)のオリバー・ツィプセCEOは、『コンセプトi4』 のデジタルワールドプレミアの場において、2020年内に公式発表予定の新型EVの『iX3』の市販モデルの画像を公開した。
iX3は、BMWブランド初のEVのスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)になる。EVパワートレインには、BMWグループにとって、第5世代のBMW「eDrive」テクノロジーが搭載される。
BMW iX3の第5世代BMW eDriveテクノロジーは、電気モーター、エレクトロニクス、トランスミッションを一体設計し、ドライブユニットに集約した。その結果、設置スペースと重量を大幅に削減する。モーター出力と駆動システムの重量の比率は、第4世代に比べて、およそ30%向上しているという。
BMW iX3に搭載される電気モーターは、最大出力286hp、最大トルク40.8kgmを引き出す。電気モーターは、後輪に動力を伝達し、力強い加速を可能にしているという。バッテリーの蓄電容量は74kWhだ。1回の充電での航続は、WLTPテストサイクルで440 km以上を実現する。駆動コンポーネントの高い効率と高電圧バッテリーユニットの高エネルギー密度のおかげで、BMW iX3は、より大型で重量のあるバッテリーを搭載したEVと同等の航続を可能にしているという。
BMWグループのオリバー・ツィプセCEOは、コンセプトi4 のデジタルワールドプレミアの場において、このiX3の市販モデルの画像を公開した。BMWグループが2018年4月に発表した『コンセプト iX3』に対して、フロントグリルやホイールなどのデザインが、変更されているのが見て取れる。