SMASがホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供…地域再エネ活用における取り組みの一貫

出発セレモニーの様子
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住友三井オートサービス(SMAS)は、まち未来製作所の子会社ENERUを通じてEV15台を茨城県神栖市へ無償提供した。茨城県神栖市とまち未来製作所が取り組む「e.CYCLE(いいサイクル)」(地域内再生エネルギー調達)の収益の一部を、地域に還元する。

「e.CYCLE」は、まち未来製作所が開発・提供する、再エネアグリゲーションプラットフォームだ。“地域再エネ”(地域を再生する再生可能エネルギー)の地産地消と都市間流通により地域活性化を実現することを目的とする。神栖市は2021年に、まち未来製作所と「e.CYCLE」事業推進に関する連携協定を締結し、「いいサイクル神栖」を発足。以降、市内の風力・太陽光・バイオマスなど再エネの地産地消や、余剰電力の地域間流通に取り組んでいる。2023年度には経済産業省・資源エネルギー庁より、地域との共生を図りつつ再エネの導入に取り組む優良事業として「地域共生型再生可能エネルギー事業顕彰」に採択された。

SMASはカーボンニュートラルの実現に向けて企業や全国の自治体と多くの連携協定を締結しており、EVまたはリユースEVの導入を積極的に支援している。今回、ENERUを通じてホンダ『N-VAN e:』15台を神栖市にリース提供。地域再エネの地産地消モデルと自治体への公用車EVの提供を組み合わせた新しい地域還元スキームについて大いに賛同すると共に、今後も展開を推進していきたいとしている。


《レスポンス編集部》

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