政府は1月21日、トップランナー制度の乗用自動車に電気自動車(EV)を追加するなど、エネルギーの使用の合理化に関する法令(省エネ法)改正案を閣議決定した。
運輸部門、業務・家庭部門の省エネルギー推進のため、エネルギー消費性能の向上を促すトップランナー制度は現在、乗用自動車の規制対象としてガソリン、軽油、LPガスを燃料とするものとなっているが、新たにEVを対象に加える。
また、現行のトップランナー制度での断熱材の規制対象は、押出法ポリスチレンフォーム、グラスウールとロックウールを用いたものとなっているが、新たに硬質ポリウレタンフォームを用いたものを対象に加える。
省エネ法のトップランナー制度は、エネルギーを消費する機械器具のうち、政令で指定した機器のエネルギー消費効率基準を定め、その基準の達成をメーカーに求める制度。