【ホットロッドカスタムショー2019】ベストバイクはシュアショット、世界最速!?のK1600Bカスタムも

SURE SHOT(シュアショット)」のアーリーショベル(ハーレーダビッドソン1968年)
  • SURE SHOT(シュアショット)」のアーリーショベル(ハーレーダビッドソン1968年)
  • SURE SHOT(シュアショット)」のアーリーショベル(ハーレーダビッドソン1968年)
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  • CUSTOM WORKS ZON(カスワムワークスゾン)
  • CUSTOM WORKS ZON(カスワムワークスゾン)
  • ホットロッドカスタムショー2019

国内最大級のカスタムの祭典「ホットロッドカスタムショー2019」(28th Annual YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2019)が12月1日、今年もパシフィコ横浜にて開催され、わずか1日で1万9000人ものファンを集めた。

バイク650台、クルマ300台、ベンダーブース330枠、そして118ものアワードが用意され、今年も大盛況。世界からの注目度が高いことでも知られるこのイベント。日本のカスタムシーンを見ようと海外からも1900人が来場し、世界へ発信されたのだった。

モーターサイクル部門でナンバー1であることを示す「Best of Show Motorcycle(ベスト・オブ・ショー・モーターサイクル)」の栄冠に輝いたのは「SURE SHOT(シュアショット)」のアーリーショベル(ハーレーダビッドソン1968年)。ビルダーの相川拓也氏は「ずっとエントリーしてきましたが、これを手にするまではやめたくありませんでした。本当に嬉しいです」と、喜びを噛みしめた。

目指すは世界最速!? 驚愕のK1600Bカスタム!!

CUSTOM WORKS ZON(カスワムワークスゾン)CUSTOM WORKS ZON(カスワムワークスゾン)
昨年、ベスト・オブ・ショー・モーターサイクルを獲得した「CUSTOM WORKS ZON(カスワムワークスゾン)」は、K1600Bベースの「STELTH CROW(ステルス・クロウ)」を披露。なんと、エンジンや足まわりをそのままに、加工不要で装着可能な外装キットを製作し、カーボン製キットの販売も視野に入れているというから驚く。

また、BMWモトラッドのブースに新型OHVボクサーツインエンジンを積んだ「R18 Departed(デパーテッド)」を展示。排気量1802ccのR18エンジンのみBMWより供給され、あとはすべてカスワムワークスゾンによるワンオフ製作。ライドインショーでは、会場にそのサウンドを響かせた。

ローライダーS誕生秘話も聞けた!!

H-Dスタイル&デザイン部門責任者ブラッド・リチャーズ氏(写真左)とリードデザイナースタイリストのダイス・ナガオ氏H-Dスタイル&デザイン部門責任者ブラッド・リチャーズ氏(写真左)とリードデザイナースタイリストのダイス・ナガオ氏
もちろん今年もハーレーダビッドソンが出展。H-Dスタイル&デザイン部門責任者ブラッド・リチャーズ氏や、2020年モデルの「ローライダーS」をデザインしたハーレー唯一の日本人リードデザイナースタイリストのダイス・ナガオ氏も会場に現れ、トークショーにも登壇。ローライダーS開発秘話を聞くことができた。

両氏が選んだHarley Davidson's Pickには「Katie's Customs(ケイティーズカスタムズ)」のショベルヘッドチョッパーが選ばれた。

2014年よりスタートした会場周辺の騒音問題を鑑みてのキャンペーン “Be Calm, Not Loud - Shizukani,”は今回で6回目。主催者と出展者だけでなく、来場者も一丸となってクルマやバイクの騒音問題に取り組んだ結果、会場周辺の平穏は今年も保たれた。


《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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