鉄道局以外の協議参加、文書化、オープン化も…静岡県がリニア中央新幹線の協議に新たな要望

赤羽一嘉国土交通大臣は11月8日に行なった定例会見で、リニア中央新幹線を巡る協議に関して、静岡県が求めている新たな要望について言及した。

リニア中央新幹線の静岡工区については、大井川の水量減少をめぐって静岡県とJR東海が協議を行なっており、そこに国が調整役のような形で関与する方向となっているが、静岡県の川勝平太知事は11月6日の知事会見で、協議の場に国交省鉄道局のほかに、同省の水管理・国土保全局や環境省の参加を要望。合わせて、JR東海との協議状況をまとめた意見書に対する国の見解を文書で示す要望も示したという。

川勝知事は10月24日の知事会見でも、国が協議の場に入る以上は「現実をしっかり知らなくてはいけないという、そういう能力を地方整備局ほか、環境省もお持ちであるというふうに存じますので、関与とする以上、積極的な関与をお願いしたい」と述べており、JR東海が示す見通しを改めて牽制した。

これらの求めに対して赤羽大臣は「必要に応じて関係省庁、関係部局等の知見を活用しながら、鉄道局にしっかりと対応させていきたい」と述べつつも、文書化については「事務次官と知事との会談では、必ずしもそのような文書のやりとりを行うことを前提とした話し合いをされたわけではないと聞いております」と述べ、静岡県の真意を確認してから対応する旨を示した。

川勝知事は議論をオープンにする考えも示しているが、これについて赤羽大臣には伝わっていなかった模様で、事務方は「そういった御意見をいただいたことは承知しておりますけれども、今後また検討していきたいと思っております」と述べている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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