カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリが統合した新ブランド「MARELLI(マレリ)」が、東京モーターショー2019でプレスカンファレンスを行い、自社の現在の状況及び、モーターショーで展示も行っている、注力している技術領域の説明を行った。
登壇したマレリCEOのベダ・ボルゼニウス氏は「新たなグローバルブランド「マレリ」は世界をリードする独立系の総合自動車関連サプライヤーであり、ブランド理念の"Powering Progress Together"(真のパートナーとしてお客様に全力で貢献する)のもと活動。2018年度の売上高は1兆8250億で、独立系でトップ10に入るサプライヤーとなった」と説明。従業員は6万2000人、工場・研究センターは約170か所にのぼるという。
マレリは現在約900億円の研究開発費をかけ、「Autonomous Driving」、「Connected System」、「Interior Experience」、「Electrification」、「Green Technology」の5つの技術ドメインに注力しているという。
今年の8月には中国の「Shanghai Highly」と戦略的パートナーシップも締結し、今後は電動コンプレッサー事業も強化していくそうだ。
最後にボルゼニウス氏は「マレリはモータースポーツのアクティビティを持っており、長い歴史のあるパートナーとしてやってきた。これからもこのF1レースで培ってきたノウハウ・技術・DNAを、世界中のお客様に対して、ニーズに応じた商品・サービスの提供していく」と述べた。