ドライバレスへの第一歩、常磐緩行線にATOを導入…JR線としては初 2020年度末

常磐緩行線で運行されているJR東日本のE233系
  • 常磐緩行線で運行されているJR東日本のE233系
  • JR東日本が示しているATO列車制御のイメージ。ATOの目標速度は、ATC上の制限速度や線区最高速度を下回るように設定される。

JR東日本は10月8日、常磐緩行線(綾瀬~取手)に自動列車運転装置(ATO = Automatic Train Operation)を2020年度末に導入すると発表した。

ATOは、自動列車制御装置(ATC = Automatic Train Control)が許容する速度以下で列車の加減速や定位置停止制御を自動的に行なうもので、おもに新交通システムやモノレール、地下鉄に導入されている。

それ以外では首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)や埼玉高速鉄道にも導入されているが、JR線ではこの常磐緩行線が初めてとなる。JR東日本では、2018年12月から2019年1月にかけて、山手線のE235系を使用してATOの試験を実施していた。

ちなみに、常磐緩行線へ相互乗入れしている東京地下鉄(東京メトロ)千代田線では運転士が乗務するATOが導入されている。

従来のATOは、運行上の条件を問わず一定の走行パターンを生成するものだったが、JR東日本のものは地上の運行管理装置と連携し、運行条件に応じた速度パターンを生成することが可能となっている。

JR東日本では常磐緩行線へのATO導入を機に当該区間でホームドアを整備していくとしており、導入後も知見を蓄積して、将来のドライバレス運行を目指したATOの開発を進めていくという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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