コンチネンタル、自動運転と電動化を成長分野に…2030年までの中長期戦略発表

コンチネンタルの無人自動運転タクシー「CUbE」
  • コンチネンタルの無人自動運転タクシー「CUbE」
  • コンチネンタルの電動化のイメージ

コンチネンタル(Continental)は9月25日、2030年までの中長期事業戦略を発表した。

2030年までの中長期事業戦略では、収益性の高い成長を最大化することを目指す。この戦略では、品質、財務力、開発力の面で、コンチネンタルが主導的地位を獲得できるようにするのが狙いだ。この目的のために、コンチネンタルは、主要な成長分野での強みを体系的に構築していく。

コンチネンタルが主な成長分野として位置付けるのは、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転向けソリューションだ。コンチネンタルは、自動運転関連の市場が5年ごとに倍増し、2025年に約300億ユーロに達すると見込む。

自動運転関連技術の平均受注額は、2018~2019年だけでも約30億ユーロだ。コンチネンタルは、自動運転システムが力強く成長し、2019年に約20億ユーロの売り上げを達成すると予想している。

またコンチネンタルは、電動モビリティによるパワートレイン部門の収益性の高い成長を目指す。コンチネンタルは、エレクトロニクス、センサー、アクチュエーターの分野におけるノウハウに基づいて、高電圧コンポーネントと電動化ソリューションを手がけている。パワートレイン事業の受注は、2018年に約110億ユーロに達した。そのうち約20億ユーロは、電動モビリティ部門によるもの、としている。

《森脇稔》

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