BYTON(バイトン)は9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、新型電動SUVの『M-Byte』(BYTON M-Byte)を初公開した。
BYTONは中国を本拠に、グローバルに展開するプレミアムブランドの構築を目指している。グローバル本社は中国の南京にあり、インテリジェントカー体験、自動運転、車両全体の統合、その他の先端技術に特化した北米本社は、シリコンバレーに拠点を置く。また、車両コンセプトデザインセンターは、ドイツ・ミュンヘンにある。
BYTON M-Byteは、中国の南京工場で量産に入るBYTONの最初のモデルだ。その特長は、自動車業界で世界最大という48インチ曲面ディスプレイの搭載にあるという。ユーザーは、7インチのドライバー用タブレット、8インチの助手席用タブレット、ジェスチャーコントロール、「Amazon Alexa」との提携による音声コマンド、ボタンなど複数の方法で、48インチディスプレイを操作できる。
モーターは2WD仕様の場合、リアアクスルに配置され、最大出力272hpを発生する。4WD仕様では、フロントアクスルに最大出力204hpのモーターが追加される。
バッテリーの蓄電容量は、2種類が用意される。蓄電容量72kWh仕様の航続は360km、蓄電容量95kWh仕様の航続は460kmとなる。
AC(交流)充電は、出力が最大22kW。DC(直流)の急速充電は、出力が最大で150kWだ。急速充電では、およそ10分間で100km走行分のバッテリー容量を充電できる。