SUPER GTには獲得ドライバーズポイント(総得点)連動のウエイトハンデ制度があり、参戦6戦目までが係数「×2kg」、7戦目が「×1kg」、そして8戦目がゼロとなる原則。つまり、この第6戦は多くの陣営にとってシーズン最大ハンデレースとなる。よって、各クラスのシリーズ上位陣にとっては「ここは耐えるレース」という意味合いが(戦前の考え方としては)強まるラウンドともいえよう。
なお、GT300クラスには今大会前に“大きな人事”があった。昨季王者陣営マシンである#65 LEON PYRAMID AMG(BS)は、これまでドライバーを務めていた黒澤治樹が監督に就任し、蒲生尚弥の新パートナーには菅波冬悟が抜擢されている(菅波は併催のFIA-F4とのダブルエントリーに)。新コンビでの最初の予選は蒲生がQ1突破、菅波がQ2で13位という結果だった。