日立建機、ショベルローダ ZX145W-3 をリコール 走行不能となるおそれ

改善箇所
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日立建機は9月6日、ショベルローダ「ZX145W-3」の過給機およびインタークーラ配管に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2009年1月1日から2013年10月1日に製造された159台。

過給機については、コンプレッサ翼車のバランス調整溝の加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、翼車に亀裂が生じ、そのまま使用を続けると亀裂が進行し、過給機が破損して、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。改善措置として、全車両、過給機を対策品に交換する。不具合は8件発生、事故は起きていない。

インタークーラ配管については、過給機とインタークーラの振動を吸収するチューブの長さが不適切なため、振動を十分に吸収できないものがある。そのため、振動により過給機に亀裂が生じ、そのまま使用を続けると、過給機が破損して、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。改善措置として、全車両、インタークーラ配管を対策品に交換する。不具合および事故は起きていない。

いずれも市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

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