豊田通商は8月22日、子会社CFAOと共同で、アフリカで活動するモビリティ関連スタートアップ企業への出資・融資に特化した投資会社「モビリティ54(仮称)」を設立すると発表した。
アフリカでは、急速な人口の増加や都市化に伴い、多様な移動ニーズが高まっている。しかしその一方、交通インフラの未整備や、移動サービス事業の未発達など、アフリカ独自のモビリティ社会の課題に直面している。
新設するモビリティ54では、アフリカで革新的なモビリティサービスや先進技術を展開するスタートアップ企業へ投資を行い、事業の拡大とサービス拡充を支援。また、豊田通商グループが有するアフリカ全土の自動車事業ネットワークを生かし、シナジーを創出することで、企業の価値創造を支援するバリューアップ型の投資を目指すとともに、豊田通商グループのアフリカモビリティ事業の拡大・充実を目指す。
豊田通商は「アフリカ戦略」と「ネクストモビリティ戦略」を重点分野として推進しており、モビリティ54を通じて、アフリカにおけるMaaS・CASE事業の取り組みを加速し、モビリティ社会の課題解決に寄与していく。