乗換検索サービスと連携して西武線の駅混雑度を予測…ビッグデータとAIを活用 8月19日から実証実験

西武新宿駅で発車を待つ30000系電車。この駅を含む通勤利用駅の4駅では、平日朝の混雑予測を表示し、通勤ピーク時間帯以外の利用を促すことが企図されている。
  • 西武新宿駅で発車を待つ30000系電車。この駅を含む通勤利用駅の4駅では、平日朝の混雑予測を表示し、通勤ピーク時間帯以外の利用を促すことが企図されている。
  • 西武新宿駅
  • 高田馬場駅
  • 西武球場前駅の混雑予報イメージ。同駅の情報発信では株式会社西武ライオンズとも連携している。このように鉄道会社が乗換案内サービスと連携して混雑予測情報を発信する取組みは、鉄道業界では初だという。

西武鉄道(西武)とヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は、8月19日から鉄道の混雑予測を発信する実証実験を開始する。

これは、Yahoo! JAPANが運営する乗換検索サービス「Yahoo!乗換案内」で蓄積されたビッグデータを統計化し、AIによる解析により各駅の混雑パターンを推定。これに西武の駅別・時間帯別の降車人数を掛け合わせることで、高精度な混雑予測を行なうというもの。

実証実験の対象駅は池袋・西武新宿・高田馬場・国分寺・西武球場前の5駅で、西武球場前駅を除く4駅では平日の始発から10時までの混雑レベルや通常より混雑が予測される時間帯を、西武球場前駅(埼玉県所沢市)ではメットライフドームで試合が開催される日の混雑レベルと試合前のイベント情報をそれぞれ表示する。

これらは9月20日まで西武のウェブサイトで新たに設けられる「混雑予報サイト」で閲覧することができる。情報公開は実証実験開始に先立つ8月16日から開始される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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