ボッシュの最新センサー、メルセデスベンツの自動バレーパーキングに採用…車両の誘導に必要な情報を伝達

メルセデスベンツの自動バレーパーキングに採用されたボッシュの最新センサー
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ボッシュ(Bosch)は7月23日、ダイムラーが世界初のレベル4のドライバーレス完全自動駐車機能として、ドイツのメルセデスベンツ博物館に導入した自動バレーパーキングに、ボッシュの最新技術が採用された、と発表した。

ボッシュとダイムラーは、2015年に全自動のドライバーレスパーキングの開発を開始した。2017年の夏には、シュトゥットガルトにあるメルセデスベンツ博物館の駐車場にこのパイロットソリューションを設置している。

ここで初めて一般に公開されたのが、実際の条件下でドライバー付き、ドライバーレスのどちらにも対応した自動バレーパーキングだ。この初公開を経て、集中的なテストとスタートアップ段階に進んだ。2018年の初頭から、来館者はシステムを理解した安全スタッフのサポートを受けながら、駐車サービスを実際に利用し、経験を共有している。

このパイロットプロジェクトには、車両のライティングコンセプトのテストも含まれていた。ターコイズ(青緑)のライトは、車両が自動運転モードであることを示し、車両が動作中であることを歩行者や他の道路利用者に伝える役割を担う。

この自動バレーパーキングに、ボッシュの最新技術が採用された。ボッシュのインテリジェントな駐車場インフラと、メルセデスベンツの車両技術の相互作用によって、自動バレーパーキングを可能にする。

駐車場内に設置されたボッシュの最新センサーが、ドライバーの代わりに駐車スペースまでの経路や周囲の状況を監視し、車両の誘導に必要な情報を伝達する。そして、車両側に組み込まれたテクノロジーが、インフラからの指示を運転操作に変換する。このようにして、車両はスロープを上ったり下ったりしながら駐車場の中を行き来し、インフラのセンサーが障害物を検知した場合には、車両はただちに停止する。

ボッシュは、間もなくメルセデスベンツ博物館の駐車場で日常的に稼働するバレーパーキングサービスを、セーフティドライバーのサポートを受けることなく実際に体験できるようになる、としている。

《森脇稔》

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