銀座線渋谷駅新ホームは1月3日から供用…3回目の線路切換え工事 12月28日-1月2日

2016年11月に行なわれた銀座線渋谷駅の工事風景。この時は新駅舎を支える橋脚を建設する準備工事のため、両方面の線路を南側へ移設する線路切換工事が実施された。
  • 2016年11月に行なわれた銀座線渋谷駅の工事風景。この時は新駅舎を支える橋脚を建設する準備工事のため、両方面の線路を南側へ移設する線路切換工事が実施された。
  • 工事の全体図。工事は現駅から約415mの範囲で行なわれている。
  • 今回の線路切換えに伴なう工事概要。赤い部分が新しい渋谷駅のホーム部分。新ホームに架かる黄色の旧ホーム部分は撤去される。

東京地下鉄(東京メトロ)は6月12日、2021年度の完成を目指して移設工事が進められている銀座線渋谷駅(東京都渋谷区)の新ホームを2020年1月3日から供用開始する予定であることを明らかにした。

この工事は2008年6月に東京都渋谷区が発表した「渋谷駅街区基盤整備」に基づいて2009年1月から行なわれているもの。

新しい渋谷駅は、現駅から渋谷ヒカリエがある表参道方向へおよそ130mの地点にある明治通りの上空に設置され、ホームは2面2線の相対式から1面2線の島式となる。これにより乗車用と降車用の区別がなくなり、拡幅によりホーム上の混雑緩和が図られるほか、2020年度内にはホームドアも設置される。

島式ホームを設置するための工事としては、2016年11月に最初の線路切換え工事を実施。渋谷・浅草両方面の線路が南側へ移された。

さらに2018年5月には島式ホームを線路間に建設するスペースを確保するため、浅草方面の線路を北側へ、渋谷方面の線路を南側へ移設する、2回目の線路切換え工事が行なわれている。

そして、2019年12月28日から2020年1月2日にかけては、新ホーム供用開始へ向けて3回目の線路切換え工事が実施される予定で、両方面の線路がさらに南北へ移設される。

そのため、銀座線渋谷~表参道間・青山一丁目~溜池山王間が終日運休。表参道~青山一丁目間と溜池山王~浅草間での折返し運行となり、他社線への振替輸送も実施される。

また半蔵門線では、銀座線の始終発利用者のために、半蔵門発押上げ行き始発を渋谷4時58分発押上行きに変更。表参道24時36分発渋谷行きが運行される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集