「なんだこれ?」という表情の人たちが謎の物体をぐるっと囲む状態。いったいこれは…、なんだ!? 自動車むけ軽量化素材や2次電池関連材料などを手がける旭化成は、人とくるまのテクノロジー展で、ブースの最も前に近未来の小舟を思わせるモックアップを展示。 これ、旭化成が提案する「2030年以降の車室内空間」をイメージしたモックアップ「AKXY POD」。今回の人とくるまのテクノロジー展で初めて公開した AKXY POD には、実際に乗り込んでみて、10年後のクルマの車内空間をイメージできる。 そのインテリアは、中型のクルーザーをさらに未来的に仕立てたようなつくり。クルーザーとたとえたところで、そこに操作系のハンドルやペダル、レバーなどはいっさいない。ちょっと未来のリビングにいるよう。 あるのは、前面に大型曲面パネル、運転席・助手席にあたるポジションにテーブル、そして後席にあたる位置にゆったりとしたソファがある。インテリア内周は、大胆にも木材をチョイス。外観は、オーバルなワンモーションスタイルで、POD=まゆをイメージしたものか。 10年後、クルマのインテリアはこんなつくりになってるのか…と想像力をかきたてるモックアップの横には、すでに製品化が始まっている技術紹介コーナーが。 同社は今回、「軽量化」「エコフレンドリー」「安全」「快適」という3つのテーマをパネルと実機で紹介。軽量化コーナーでは、電気自動車(EV)のリチウムイオンバッテリー周辺部材に適した難燃性・高温剛性・断熱性に優れるm-PPE発泡ビーズ、各種構造部品に適応可能な連続ガラス繊維強化ポリアミド開発品、3Dサクションブロー中空製品むけポリアミド樹脂、CNF(セルロースナノファイバ)などをプッシュ。 また、エコフレンドリーコーナーでは、無塗装メタリックポリアセタール樹脂、無塗装耐傷つき性ピアノブラックアクリル樹脂などを。安全コーナーでは次世代ミリ波レーダーLSI、CO2センサー、高解像度透明導電膜などを。快適分野では、エンジンルームなどで使用可能なポリアミド硬質吸音発泡品、吸音性能改善不織布、エンジンサウンドクリエーターなどを紹介した。
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