ジェイテクト、ステアバイワイヤシステムなどを紹介予定…人とくるまのテクノロジー2019

ジェイテクト ブースイメージ
  • ジェイテクト ブースイメージ
  • ステアバイワイヤシステム
  • 高耐熱リチウムイオンキャパシタ
  • ロータの形状と磁束密度の高さ
  • オイルシールの構造
  • ハブユニット外観

ジェイテクトは、5月22~24日にパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」に出展、自動運転化、電動化などクルマの未来に貢献するステアリング・軸受・駆動製品などを紹介する。

同社ブースでは、ステアリング操作を電気信号で転舵装置に伝えるステアバイワイヤシステムを紹介する。同システムは操舵フィーリングの向上とともに、自動運転におけるシステムによる操作とドライバーによる操作をスムースに融合・移譲する制御技術を実現。また、自動運転時のステアリング格納など、車室内のレイアウト、デザインや居住性の向上などが期待されている。

高耐熱リチウムイオンキャパシタは、独自技術により世界初の動作温度範囲-40~85度を実現。冷却装置を使用せずに車両に搭載できる高い耐熱性能があらゆる産業から注目を集めている。今回はその活用例として、ステアバイワイヤシステムの補助電源システムとして展示するとともに、2019年11月に予定している量産仕様の製品群を展示する。

レアアースの使用を抑えた重希土類フリーのIPMモータ(埋込磁石型モータ)は、SPMモータ(表面磁石型モータ)構造に比べ、約2倍の定格トルクと世界最高レベルの低トルク変動を実現する。同社では2019年1月より自動車部品用アクチュエータ向けに生産開始。今後は耐熱性の向上を図り、自動運転に対応する電動パワーステアリングやEV化に対応する電動オイルポンプをはじめとする多くの自動車部品での活用に向けた開発を進めていく。

低トルクシール付きハブユニットは、スリンガを組み合わせた新構造のシールを開発することで現行品と比べてシールトルク75%減、耐泥水性能5倍を実現。日本国内をはじめグローバル市場での信頼性向上とともに、ガソリン車、ハイブリッド車の環境性能や電気自動車の航続距離向上への貢献が期待されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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