脇阪寿一(じゅいち)と薫一(しげかず)は、いずれも長く国内トップ戦線で活躍してきた選手。特に兄・寿一(72年7月生まれ、46歳)はGT500で3度の王座獲得歴を誇り、フォーミュラ・ニッポン(SFの前身)でも通算5勝した超大物だ。2015年限りでGT500の現役を退き、近年はLEXUS TEAM LEMANS WAKO’S(GT500参戦チーム)の監督やTOYOTA GAZOO Racingのアンバサダーとして活躍、また86/BRZレースでは現役としての活動も継続してきた。
弟の薫一(75年4月生まれ、44歳)は現在SUPER GT/GT300クラスやS耐で活躍中。今回の鈴鹿10Hへの兄弟参戦は、薫一からの誘いで実現したという。薫一は今、「埼玉トヨペット Green Brave」というチームからGT300、S耐に参戦しているが、大阪トヨペットが母体の「LMcorsa」(GT300などで活動中)とも縁があり、そこからの鈴鹿10H参戦計画浮上に際し、兄の寿一に声をかけたそうだ。