ルノーグループ(Renault Group)は3月21日、世界最大規模のEVによる「V2G」(Vehicle to grid)の実証実験を開始すると発表した。 V2Gは、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)のバッテリーを電力系統に接続して、充放電する技術を指す。電力網に複数のサービスを提供し、エネルギー需給のバランスを取ることや再生可能エネルギーの利用促進を目指している。 ルノーグループは、世界最大規模のEVによるV2Gの実証実験を開始する。まずは、オランダとポルトガルにおいて実証実験を行い、フランス、ドイツ、スイス、スウェーデン、デンマークの各国に順次拡大していく。 この実証実験には、ルノーのEV『ゾエ』を使用する。電力需要が多い時、ゾエのバッテリーがオフィスなどに電力を供給する。電力需要が少ない時、ゾエのバッテリーを充電する。充電はスマートフォンのアプリを通じて、遠隔操作で行える。 また、この実証実験では、ゾエにリバーシブルの充電器を搭載する。ルノーグループは、これにより、充電コストを大幅に削減できる、としている。
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