レストア済み船体に新エンジン搭載、買い得の中古艇…ジャパンボートショー2019

マリンレジャーは案外身近?中古艇も見逃せない。
  • マリンレジャーは案外身近?中古艇も見逃せない。
  • 釣り好きの支持も熱いSR-X。コンパクトながら、扱いやすいボート。
  • 価格的にはまさに自動車程度。この価格帯はかなり人気が高いという。
  • さらに一緒に並ぶこちら。出展元のセントラルボートによれば、今回の目玉の一艇だそうだ。
  • SRV20。デッキに至るまで艇体フルレストア済み。しーと、ウィンドシールドも新品になっている。経年感自体が少ないきれいな一艇だ。
  • 、船外機はオリジナルの50馬力仕様から60馬力のものに載せ替えられている。
  • 新品の魚探も装備されている。
  • デッキもかなり奇麗だ。

ジャパンインターナショナルボートショー2019(ジャパンボートショー)の会場には多数のボートが展示されている。しかし、新艇は金額も高く誰もが簡単に手に入れることができるものではない。その点中古艇は、ビギナーからベテランまで、多くのマリンレジャーファンに対して選択肢を広げている。

中古艇の魅力は、何よりも新艇より安い価格。さらにボートの場合、船体の再塗装など補修がされていて、エンジンも最新モデルに換装されているものも少なくない。加えて装備が、通常オプションで選ぶと総額で数十万円から数百万円もするようなものがすでに付いている場合もある。装備充実のボートが、レストアされて乗用車レベルの価格帯で販売されているケースも。こうなるとぐっと海は身近になる。

会場のある販売店の担当者は「億を超えるような高級艇は一定数が常に売れますが、市場で人気のあるボートは、300万円から400万円台です。マリーナの保管料入れても、クルマを維持するのとそれほど変わらない予算でボートライフをスタートしていただけます」と話す。

また、ヤマハマリンクラブシースタイルでレンタル艇として使用したボートの出物も魅力的だ。「レンタル艇は、メンテナンスも定期的に入っていますし、ある程度の年数で入れ替えもあるので、シースタイルのクラブ艇はねらい目ですね」と説明担当者。

「この『FR23アクティブセダン』は、豪華さで勝負するモデルではありませんが、オーソドックスなボートらしいキャビンを備えた、バランスのいいボートです。少し前のモデルですが、こうしたパッケージのボートが最近は案外少なく、お勧めです。もとの150馬力船外機を175馬力の新しいものに換装しています。走りの面でも新艇に見劣りしないレベルです」。中古艇としては少し高価だが、600万円前後で選択できるボートとしては魅力的だ。見学者が後を絶たない。

会場ではマリーナが中古艇を売りに出しているケースも少なくなく、保管料も含めて相談もできる。新しい所有者を探すだけの中古品市場とはやや様子の違う中古ボートの世界。マリンレジャーに興味がある人必見の中古艇コーナーだ。

《中込健太郎》

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