これが紙って信じられる? 実物大のトライアンフ TR6、東京代官山で展示中

紙の「トライアンフ TR6」
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2月11日より、代官山 蔦屋書店のクルマ・バイクコーナーでは、映画「大脱走」でスティーブ・マックイーンが乗ったことでも知られるトライアンフの名車『TR6』が展示されていますが、なんとこのバイク、紙でできているって信じられますか?

画家であり彫刻家でもある山崎 満氏が、スティーブ・マックイーンとトライアンフTR6を愛するあまり実物大の紙のオートバイとして制作されたものなのです。


以下、代官山 蔦屋書店にて展示される山崎 満氏のコメントより。

「以前より私は実物大のトライアンフを紙で制作しようと考えており、今から約7年前愛車の67年型トライアンフTR6がエンジン故障したのを機に分解、その一年後から各部品を作り始めました。

何よりリアルを求め、絵画制作や他の仕事後の時間を使って制作した今作品は、約6年の期間を要しました。

各部品の一つにスピードメーターがあり、このトリップメーターに自身の誕生日を、そしてオドメーターにはSteve McQueen(スティーブ・マックイーン)が亡くなった命日の80年11月7日を記しました。

実際に彼がプライベートで日常的に愛用したトライアンフTR6、そして私が9歳の頃から今現在も憧れ続けたSteve McQueen、この機会に多くの方にご覧いただけることを願っております。

この作品で彼を思う私の情熱を感じて頂くため、このトライアンフを彼のオマージュとさせて頂きました」


それにしても、紙でできていると聞いてから見ても、信じられないぐらい質感やディテールにこだわってあって、どこが?と思わず聞きたくなるぐらい。

この企画展の担当者、代官山 蔦屋書店の清野龍太さんによると「ライトやメーターのアクリル部分には一部樹脂を使用しているとのことですが99%が紙でできています。持ってみるとやはり実感できます」とのこと。スポーク(中に細い針金を入れている)やボルトなどもひとつひとつ紙でできているそうで、いやはや、その制作過程もぜひ見てみたかった。



代官山 蔦屋書店での展示は、2月末日までの予定ですが、紙のTR6と併せて、スティーブ・マックイーンにまつわる書籍やDVD、また山崎 満氏が普段手がけている絵画の展示などもあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。それにしてもこれが紙だとはほんと驚きです…。

《松崎祐子》

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