ブラックベリー(BlackBerry)は1月7日、米国ラスベガスで1月8日に開幕するCES 2019において、新開発のデジタルコクピットを初公開すると発表した。
新開発のデジタルコクピットは、「QNXプラットフォームfor デジタルコクピット」と命名された。ドライバーに必要なセキュリティ、安全性、信頼性に加えて、快適な運転体験の実現を通じて、このソリューションが自動車メーカーを支援するという。
新開発のデジタルコクピットの特徴のひとつが、「Google Maps」や「Google Play Music」など、最新のAndroidベースのアプリのすべてを、ひとつのECU(電子制御システム)上で利用できる点だ。Androidベースのアプリの車内利用を、高レベルのセキュリティで可能にしている。
また、このデジタルコクピットは、「ISO 26262」の安全認証を取得した。インフォテインメントやドライバー支援システムなどを実行する複数のOS環境でも、相互干渉を回避するという。ブラックベリーは、複数のOS環境においての隔離はアプリのクラッシュや不正アクセスが発生した際や更新の際、運転機能に影響を及ぼさないという点で重要、としている。