道路の路面状態を簡単に把握できる新技術---試験結果を公表 国交省

路面性状を簡易に把握可能な新しい技術についての試験
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国土交通省は2018年12月28日、路面性状を簡易に把握するための新しい技術についての試験結果を公表した。

舗装管理に必要となる路面性状を把握する技術は様々なものが開発されているものの、それら技術の性能を比較するための評価項目や試験方法が整理されていないため、現場条件にあった技術を簡易に比較検討することが困難だ。

国土交通省では、新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型(技術公募)」によって「路面性状を簡易に把握可能な技術」について、同一の評価項目や試験方法の下で比較可能な一覧表を作成することを目的に技術を公募した。「生活道路健康診断サービス」や「道路舗装ひび割れ解析サービス(市販ビデオカメラ版)」、「スマホで路面性状計測(バンプレコーダー)」など、16の技術を選定し、一般道路での試験を実施した。

今回、アスファルト舗装における健全性診断の判定指標となる「ひび割れ率」「わだち掘れ量」などを性能評価項目とし、舗装点検要領に基づく診断区分を抽出する能力・精度を確認するなどの試験結果をまとめた。

国土交通省では今後、試験結果と点検技術を参考に、精度・コスト・制約条件などを踏まえて適材適所での活用を検討する。

《レスポンス編集部》

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