ロサンゼルスモーターショー2018で初公開された新型ホンダ『パスポート』は、16年ぶりの車名復活となる。初代はいすゞ『ロデオ』のOEM車だった。新型は、日本市場にも導入された新型『CR-V』と北米専用のミドルクラスSUV『パイロット』の間を埋めるSUVに位置付けられる。
新型パスポートは、より力強い走りと幅広いパーソナルユースに対応した5人乗りのミドルサイズSUV。一般道での洗練された走りとオフロードでの高い走破性を両立させるとともに、クラストップのゆとりある室内空間を追求している。
エクステリアは、マットブラックのグリルやバンパーによって、スポーティさとタフさを演出する。SUVらしい力強さを印象づける20インチホイールを採用するとともに、パイロットと比較してゆとりある最低地上高により、起伏のある路面でも高い走破性を発揮する。インテリアは、モダンで洗練されたデザインを追求した。クラストップの広い居住空間と荷室を実現し、日常からキャンプなどのレジャーまで、幅広い使い方を可能にする。
直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンは、最大出力280ps、最大トルク36.2kgmを発生。トランスミッションは9速ATで、力強くスムーズな走りとダイレクトなレスポンスを追求する。新型には、路面状況に合わせて前後輪の駆動力配分をコントロールする電子制御4WDシステム、「i-VTM4」を搭載した。