ZF、工場内の部品輸送にドローンを使用…独当局が初の認可

ZFが工場内の部品輸送に使用するドローン
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ZFは11月9日、工場の敷地内で部品を運ぶためにドローンを使用することを、ドイツ当局が初めて認可した、と発表した。

ドローンの飛行が認可されたのは、ZFのドイツ・フリードリヒスハーフェンの本社工場だ。中央倉庫からメンテナンスワークショップに向けて、センサーなどの部品を、ドローンを使って輸送する。シュトゥットガルトの地方行政当局とドイツの航空交通管制が、ZFがドローンを飛行させることを承認した。

6モーターのドローンは、最大で5kgまでの部品を輸送できる。ZFによると、工場の敷地内で輸送する必要がある部品の大半にとって、充分な性能という。ドローンで部品を輸送する際の安全性も、最優先事項に位置付けた。充電式のバッテリーは、約30~40分の飛行が可能で、モーターが1つ故障した場合でも、ドローンは操縦できる。

ドローンによる輸送システムは、サプライヤーが幅広くテストした。加えて、工場内の正確な位置を確認するために、ZFの本社工場の現場でさまざまなナビゲーションセンサーを実際にテストしている。

ZFは、ドローンの導入によって、工場内での車両の使用を減らす方針。最短ルートで飛行できるドローンは、最大1kmの輸送ルート短縮を可能にする、としている。

《森脇稔》

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